新人!
2001年5月17日朝、厩舎に行ってみたら知らない人がいた。
「始めまして」 「はい?」
私の代わりの新人さんのよう。
昨日休んでいる間に面接に来たんだ。
「そめちゃん、教えてやってくれな」 「はーい」
社長に言われたけど何から教えようか。
「馬は触ったことありますか?」 「いいえ、初めてです」
そっか、・・・まずは馬を触ってもらわないと。
初日は馬を触ってもらいました。
「仔馬っていってもすごく力があるんですねー!」
「どうしてかじるんですか?!」 「人懐っこいですね!!」
質問攻めにあいながらも1つ1つ答えていきました。
私が入ったばかりの頃もそうだったな。
くだらない質問ばかりして、みんなをたくさん困らせた。
でも、本人は真剣なのね。
遠い昔の自分をみているようで苦笑い。
技術的なことはあまり教えてあげられないけど、
馬を好きになってもらう事は得意なので、そこを頑張って教えよう。
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仕事が終わって夕方。
「今日の夕飯はクマ肉でしょう?」
「クマ肉?!」 昨日の今日なので“クマ”には敏感。
従業員に聞いてみると、
近くの牧場にクマが出て、そこの社長がクマを撃ったので、
なぜかうちの社長がそのクマの肉をもらってきたらしいのです。
「クマの肉ってどんなんだろうね」 「私はいやだ・・」
クマの肉。 ご想像にお任せします。
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